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クラシックなんちゃって2(クラなん)
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ロシア・ピアノ・スクールの内幕
リヒテル、ギレリスの超大物から、ラザール・ベルイマン、ヴェデルニコフ、ソフロニスキー、オボーリン、二コラエーワらロシア・旧ソ連の、世界のピアノ界を席巻したピアニストたちを輩出した、ロシア・ピアノ・スクールについては、非常に興味があります。そのロシア・ピアノニズムを扱った以下の本は、面白くて読むのがやめられませんでした。
回想・モスクワの音楽家たち回想・モスクワの音楽家たち
(2003/10/01)
ドミトリ パパーノ著 高久暁・原明美訳 音楽之友社 2003年刊

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著者のパパーノは、ロシア・ピアノ・スクールの創始者、ゴリデンヴェイゼル(実に怖そうな、近寄りがたい風貌の先生だ!!)の直弟子で、モスクワ音楽院で師のもとで学び、アシュケナージらとともに、1955年のショパンコンクールに出場し、入賞している。(したがって、「疑惑」のこの回のコンクールについても、詳しく本書で書かれている)

その直弟子が、内側からみたロシア・ピアノ・スクールの実態を綴った、まあ、自伝でしょう。何しろ、出てくるピアニスト、演奏家(オイストラフ、ゴーガン、ロストロポーヴィチ、コンドラシンら)、作曲家、20世紀を彩った巨星が、次から次へと登場するのですから、興味が薄れるわけがない。

それに旧ソ連時代の自国演奏家の置かれた過酷な状況や、戦時中の疎開、モスクワ音楽院内の国内の厳しい選抜、師とゲンリフ・ネイガウスとの関係、スクールの衰退などの状況も詳しく書かれているので、ページをめくるのももどかしくなる。徹夜してでも読み続ける本でした。

モスクワ音楽院

モスクワ音楽院

<<ゴリデンヴェイゼルは、レフ・トルストイの最後を看取ったひとりであるとのこと。トルストイの交友から集めた資料を国に寄贈した。>>
<<アシュケナージ、著者と同じく本選に残った、田中希代子のコンクールの記載を読むと、感傷的になります。>>

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